♂の方は、すでに蛹化をしていてました。(画像1.)
1500の菌糸瓶の長さを目一杯使い、さらに斜めにして十分な長さを確保して蛹室を作っていますよね。 プラボトルの菌糸瓶では、蛹の様子が分からないと思います。 |
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1.瓶から見える蛹 |
2.蛹室内の蛹 |
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長い立派な大アゴですよね(^^)v
蛹の時は大アゴをたたんでお辞儀をしたようになっていますが、羽化をしたときに、この長い大アゴが伸びても大丈夫なように、ちゃんと羽化をしたときの自分の大きさが分かっているように蛹室を作くります。 すごいと思いませんか? |
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3.横から |
4.上から |
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画像5.は蛹室内部の様子です。
プラボトル底面がむき出しになっている方向(右側)が腹部、反対側(左側)が頭部が有ったところです。 おがくずが転がっていますが、蛹を取りだしたときに落ちたおがくずで、実際は綺麗に固められてなめらかな表面になっています。 今回は、腹部が当たる場所だけが、瓶底面むき出しになっていますが、蛹室底面全体がむき出しになっていた場合は、羽化が出来なかったり、羽が閉まらない、と言ったいわゆる「羽化不全」の原因になることがあります。 今回のように、腹部の一部がむきだしになっているだけでしたら問題はありませんので、そのままにして置いて下さい。 *瓶底全体や頭部が有る部分がむき出しになっているとき。 *菌糸瓶が、土状に劣化をしてしまっているときは には、蛹を取りだして、人工蛹室に移して下さい。 蛹の取り出し方、人工蛹室については、下記ページにて 【*なぜ瓶底に蛹室を作ると羽化不全が多くなるのか?】 蛹は、いってみれば成虫になるための『鋳型』になります。 瓶底の形状は歪んでいますし、堅くなっています。 そこに鋳型である蛹が直接触れることで、鋳型である蛹が正しい形から微妙に歪んでしまいます。 そのため完成品の成虫も微妙に形が崩れ、羽が閉まらなかったり前胸が曲がってしまうのだと推測しています。 |
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5.蛹室の様子 |
6.蛹を人工蛹室に |
飼育日誌