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タイプG菌糸ビン 加藤氏オオクワガタ作出レポート2017

タイプG菌糸ビン 加藤氏オオクワガタ作出レポート2017

タイプG菌糸ビン 加藤氏オオクワガタ作出レポート2017_イメージ

今シーズンもタイプG菌糸ビンをモニターさせていただきました。
国産オオクワガタの飼育記録を報告します。

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トップブリーダー加藤氏寄稿

タイプG菌糸ビンによる
http://www.e-mushi.com/f/type-g.html

超大型オオクワガタ
作出レポート2017

加藤氏オオクワガタ作出レポート2017

加藤隆行氏


BE・KUWA 審査員

*美形コンテスト(記念回時)

*ホペイコンテスト(常時)

*ギネスコンテスト

KUWATAをはじめ各種雑誌への寄稿・紹介多数



今シーズンもタイプG菌糸ビンをモニターさせていただきました。

国産オオクワガタの飼育記録を報告します。


今期の筑紫KS種親の組み合わせは、血統背景の最もよい84ミリのオスと、幼虫最終体重が同じで細長く53ミリで羽化したメス、および太めの51ミリで羽化したメスを使い、羽化した成虫体長に差が出るかを検証しました。

メスは同腹の姉妹同士にあたり、オスとは親戚同士のクロスライン交配ということになります。

オスの成虫羽化の結果を下記表に示しています。

53ミリのメスと、51ミリのメスを使った場合では、53ミリのメスのほうがやや大きかった結果になりましたが、どちらも大型が揃って羽化し、体形も含めその差はあまり大きいものとはなりませんでした。

今期、大型が羽化した理由として、筑紫KSも長年選抜してきたのでその親の組み合わせを血統背景も考慮しながら、この組み合わせなら絶対大きくなる、といった確証を持って飼育できるようになったことが大きいと思いますが、それ以外にも飼育上で試験してみたことがあります。

通常、1~2齢幼虫を800ccの菌糸ビンに入れてから2ヶ月半程度経過し、ビン表面の白い部分が3割程度になってきたら交換、というのがよくある交換時期の見極め法ですが、表で見てもらうとわかるのですが、今期は交換時期を3ヶ月半以上、ビンによっては5ヶ月近く引っ張ったものがあります。

こうすることでビン内の白い部分はほぼ食されるのですが、このあと、3齢幼虫は自らの糞と材で黄土色になった部分を食べ始めるのです。

ご存知のように糞の中には多量の木材分解菌が存在するのですが、これらをいわばリサイクルし始めた幼虫は、このあと1400ccに移されたあと、高い確率ですぐ居食いを始めるのです。

早い時期、白い菌糸部分のみを食べていた幼虫を新しい菌糸ビンに移すと、今度もひたすら白い部分のみを食べ進み、いわば「暴れる」状態になり、菌糸も早く劣化することになってしまいます。

幼虫が暴れて劣化し始めた菌糸はその再生に酸素を消費し、酸欠となった幼虫はさらに暴れまくる悪循環となります。

今回のこのやり方がよかったのか、それとも今回の幼虫たちがもともと居食いしやすい性質を持っていたのかはわかりませんが、今後も試してみる価値はあると思います。

今回のオス最大は87.2ミリで、これは一応自己最大なのですが、残念ながら羽化不全した個体で90ミリを超えているようなものがいました。

数年前、82~83ミリをコンスタントに超えるようになったとき、1頭だけ86.8ミリが羽化して驚いたことがあります。

この個体もすぐ死んでしまいましたが、この血統の将来を暗示するような個体でした。

今回85~86ミリをコンスタントに出せるようになったときに、羽化不全でも90ミリが出現したということは、今後を期待させるような結果でもあったと思っています。

タイプG菌糸ビンを使用させてもらって7年目になりまして、この間羽化する個体のアベレージは毎年向上し、うれしく思っています。

今現在、昨年羽化した86ミリオスの子供たちがタイプG菌糸ビン内で順調に育っています。

この調子で、もう少し、オオクワガタとつきあっていこうと考えるこの頃です。



♂の成虫羽化の結果を表に示します。



筑紫KS系統オオクワガタ
2017年羽化♂87.2mm同腹兄弟販売中!
https://www.e-mushi.com/c/livingbody/dorcus-jpn/dorcus-gsp


◆代表 坪内より


大型個体作出用の菌糸瓶として多くの方に、タイプG菌糸瓶をご愛用いただいています。

https://www.e-mushi.com/f/type-g.html

2016年当店で飼育し、今年羽化をしてきた個体からは、大型血統は♂平均サイズ78.9mm52.4%の80mmオーバー出現率!

今シーズンも、たくさんのご注文をいただいています。

タイプG菌糸瓶は、私自身が大型作出をさせる目的で テストと改良を重ねてきた菌糸ビンになります。

種親のDNA抜きには80mmを超えるオオクワを作ることはまず無理です。

そのDNAの持つポテンシャルを最大に引き出すのは菌糸ビンの質であることは間違い有りません。

DNAと最良の菌糸ビンが有ってこそ、初めて80mmを超えるオオクワガタを作ることが出来ます。

もちろん、80mmを目指していなくても、安心・安全に少しでも大きなオオクワガタに育てることが出来る菌糸ビンでもあります。

私自身が使いたいと作り上げたタイプG菌糸瓶が多くの方の元でも好結果が出ることを願っています。


★当店の超大型血統幼虫をご注文の皆様へ

超大型血統の種親はタイプG菌糸ビンにて飼育しています。


親と同じ環境(菌糸ビン)で育てた方が大きな成虫になると言われています。

タイプG菌糸ビン以外の銘柄では、幼虫が本来持つポテンシャルを発揮できない可能性が高くなります。


幼虫飼育には、タイプG菌糸ビンをお使い下さい。

https://www.e-mushi.com/f/type-g.html


2016年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2016.html

2016年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2016.html

2015年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2015.html

2014年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2014.html

2013年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2013.html

2012年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2012.html

2011年飼育レポート

https://www.e-mushi.com/f/type-g-kt_2011.html



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